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直感数学その15:直角三角形でのsin,cos,tanの使い道

数学
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直角三角形

シンプルに、角度cが直角の三角形を考えます。

ピタゴラスの定理(別記)から、AC^2+BC^2=AB^2なので、

根本的に、直角三角形というのは、2辺がわかれば1辺が必ずわかります。

では、直角三角形で、1辺しかわからず、直角と、残りの1つの角度(すなわち、結局はすべての角度)がわかっていたらどうでしょうか。

もちろん、残りの2辺がわかりますが、どのように表記したら良いでしょうか。

ここで役に立つのがsin,cos,tanです。

つまり、BC=AB*sin(a)で、AC=AB*con(a)となります。

ABとaの角度がわかっていれば、BCとACがわかります。

 

意外とピンとこないかもしれませんが、sin(a)=BC/ABですが、

実は、直角三角形の話なので、BCとABが共にわからなくても、

その比は全く同じです。

 

sin(a)=BC/AB=B2C2/AB2=B3C3/AB3となっていることは、

三角形の相似を思い出せば、わかると思います。

つまり、sin(a)はaが決まればいつでも同じ値になります。

ですので、a=60度とかなら計算しやすいですが、a=59度であったとしても、

誰かが一度だけ、計算してくれれば、永遠にsin(59度)が使えることになります。

 

これこそが、三角関数sin,cos,tanの最強の威力の一つです。