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直感数学その9:ラジアンとかいうよくわからないもの

数学
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ラジアン?

多くの方は、角度を360度とばかり覚えてきたときに、

ラジアンと言われても、正直何のことだかわからないと思います。

ここで、半径1の円周の長さを考えてみてください。

半径1なので直径2、直径に円周率\pi(大体3.14)をかければ円周ですから、

まあ、2\piになることはわかると思います。

ここで、円を原点から見て一周したときの角度を考えてください。

360度になっていると思います。

 

ちなみに、この360という数字も、そういえば、どこから出てきたのか

という話ですが、一説には、古代、季節や天文学を修めていた人々が、

一年を(あるいは星座を)、1日ずつ等分していくと、だいたい360等分すると

一周することに気づき(厳密には365日、もっといえば、うるう年も含めて約365.24日))、それがもとで、角度が360度とされたようです。

ただ、季節は農作業にとって死活問題ですので、5日のズレは大問題です。

実際のところ、およそ360日というデータに加えて、恒星シリウスの動きなど、

星座を確認しながら一年を認識していたのが実情かと思われます。

 

ということで、正三角形の60度とか、直角の90度とかには、数学的な意味が

ほとんど無いことになります。

ですので、むしろこの角度を使い続けることの方が、数学的には大問題となります(意味が無い)。

 

話を戻しますが、一周360度回っている間に、弧が描く(結局、円一週分になりますが)長さは2\piです。そこで、この角度を、そもそも2\piということにしよう

というのが、ラジアン表記です。

ということで、シンプルに、360度=2\pi[radian]となります。

もちろん、180度=\pi[radian]と覚えても良いですが、

絶対に忘れないのは、半円よりも、円一週分なので、

360度=2\pi[radian]の方がより直感的かもしれません。