純粋な日本人のための政策
あまり純粋という語句が正しいとも思わないが、あまりにも「純粋な日本人」の血税が裏金やばらまきに無駄遣いされすぎており、あまりにも「真面目な日本人」が苦しめられているため、さすがに立ち上がろうではないか。
正しい政策をゼロから考えるのは大変であるが、しかし、一つ、簡単な方法がある。それは、従来の日本を壊そうとする勢力の提案の逆を感がることである。
あまり書くと個人攻撃になりかねないが、特定の政党の政策に対する批判的吟味は、言論の自由で全く持って守られる。なにせ、みんな必死に生きているのである。
個人の発言について攻撃することは基本的には自由であり、それが公人としての政治家の背負うものの大きさでもある。政治家は、攻撃されたとしても、いちいち気にしてはならない。というより、それが気になり、いちいち「民間人」に対して訴訟をちらつかせるようであれば、公人として、政治家としての器に満たないというだけの話である。批判が怖くて政治をするなという話である。
唯一、虚偽に基づくバッシングについては、事実を正すという行動に出ても良いように思える。しかし、許されるのはその程度である。
さて、個人の人格そのものを否定するのは、政治家として、いちいち反応するほど器が小さくはないという、ある意味の信用のもとに行われてきたことである。とはいっても、念のため、それは我々民間人は控えても良いのかもしれない。「○○(政治家)は○○(特定の外国名)の奴隷である」は、少し危ないかもしれない。
そういう内容を、政策について論じるために、文脈的にどうしても論じたいのであれば、「○○(政治家)は○○(特定の外国名)の言うなりになっている」とすれば、セーフである。なぜなら、奴隷という言葉は、人格そのものを指す言葉であるが、「言うなり」という言葉は、行動に対する言葉であるからである。
この言い方であれば、その行動以外を否定はしていないので、言われた方も、「あの行動については非難されているが、自身の人格を非難しているわけではない」と許容できる余地がある。
この程度の言い方に訴訟をちらつかせてしまうと、さすがに器が小さいという話になり、訴訟にすらならないであろうが、人格攻撃は、少々危険性がある。まあ、人格攻撃せざるを得ないほどに日本の政治が腐敗しているのもまた事実であろうが…。
とにかく、政党を非難したり、政策を非難したり、特定の政治家の特定の発言を非難するのは、我々必死に生活して血税を収めている国民の当然の権利であることは念押ししておこう。ところが、政治家としての人格の非難はセーフかもしれないが、その裏の、本来の人間そのものへの人格攻撃は違法性を帯びてくるので、熱くならないように注意すべきである。
そういう意味で、思い立ったらすぐに発言でき、削除しても保存されてネットにさらされてしまうTwitter(X)は、我々国民にとっては、その人物の本性を明らかにするうえで有用ではあるが、危険でもあるし、取るに足らないレベルの低いケンカを見せつけられてしまうツールでもある。
Xで一度ケンカしてしまうと、人間の本能として「勝ちで終わりたい」ため、「負けてブロックして逃げる」か、「勝てるような失言を拾うまで粘着する」といった転帰に陥りやすい。
年をとっても、人間、基本的には三つ子の魂百までとはよくいったもので、精神的にはたいして年を取らないものである。
Xに、というかSNSにどっぷりはまってしまうと、勝つまでやめられないのである。
特に、大学教授のような、大学という枠組みから出ると社会で生きていけるか不安のあるような立ち位置で、プライドや信用で飯を食っているようなタイプが一度Xで批判されてしまうと、自らの正しさを証明できるまで、Xでの戦いを終えることはできない。
しかし、正論を言われて、そのとき素直に謝罪していればよかったものを、そうできなかった場合は泥沼に陥る。
Xをやめるという選択肢はあるが、そうすると、負けたままである(実際は、そもそもXなぞ見ていない人間も大量にいるわけで、勝ちとか負けとか興味が無いのが国民の大半なわけだが)し、負け犬としての烙印を押されたまま大学から姿を消すという幕引きは耐えられないことであろう。
また、すぐに誤りを認めるような潔さは、一見素晴らしいことである。しかし、大学に限った話ではないが、プライドの高い人間の集まりにおいて教授にまで上り詰めるようなタイプの人間で、そのような潔さをもったタイプは、本当に優秀であるか、運に恵まれたごく一部の人間である。
留学やハーバード大学などを崇拝する大学は、たしかに知見を広めることには素晴らしい意味があるが、ともすれば左傾化しがちである。保守政党と大学教授は、基本的には、相性が悪いのである。
さて、そういった前置きをしたうえで、特定の政党の特定の人物の過去の行動、発言をもとにして、その逆を考えていこう。