mathjaxコード一覧その16
記号一覧
縦線は | でも\vertでもOKです。\midも使えます。
二重縦線は\VertでOKです。平行を示す場合は\parallelが使えます。
上に線を引く場合はoverlineでOKです。下線はunderlineです。
否定などを表す場合はbarも使えます。
バックスラッシュは\backslashでOKです。変換しないと出ないかもしれません。
矢印
長い矢印はlongrightarrowなどでOKです。
uparrowやdownarrowもあります。
左右の矢印はleftrightarrowでOKです。
先頭文字を大文字にすると2重の矢印になります。
さて、写像などで用いる棒がついた矢印は\mapstoでOKです。
何の略かというと、A maps to Bすなわち、AはBに変換される、という意味ではないかと考えています。
さて、arrowとmapstoの違いですが、\(f:S \rightarrow T\)では、
Sという集合の元を、Tという集合の元にうつす、という意味であって、
\(f:x \mapsto x^2\)では、xがどの集合の元であるのかは言及せず、
かつ、その集合の元になるのかも、言及していません。
単純に、元\(x\)が元\(x^2\)になることのみを示しています。
さて、ナナメ矢印も書けます。
\nearrowおよび\searrowでOKです。north eastおよびsouth eastの意です。
他、north westおよびsouth westもあります。
カッコ
カッコですが、角カッコはbrackなので、leftとrightのlとrを用いて
lbrackおよびrbrackでOKです。
かぎカッコですが、上にかぎがあればceil、下にかぎがあればfloorなので、
left ceilおよびright floorなどでOKです。\lceil a \rfloorで\(\lceil a \rfloor\)などとなります。
波カッコはbrace、山かっこはangleです。
上カッコoverbraceの上に文字をつけるときは、overbrace{文字}^{乗せたい文字}でOKです。
点・丸
center dot でcdotです。
文字の頭に2点うちたいときは\ddot{a}などでOKです。dddddotなどと増えていきます。
丸はwhite circleが\circや\bigcirc、黒丸が\bullet
電池のマークみたいなものもあって、\oplusおよび\ominus、\otimes、\odotなどでOKです。要するにOの中に何かを書き込んだ形です。
三角形は、向きを指定できます。\triangleleftなどでOKです。
さて、hdという命令もあって、これはおそらくhard diamondすなわち、三角形がダイヤモンドに見えることから来ていると思われますが、
\rhd、under barつきなら\unlhdなどでOKです。
他の記号
asteriskは\ast、星は\star、ダイヤモンドは\diamondsuit、
ダガーは\dagger、ダブルダガーは\ddagerなどとなります。
空白など
通常の空白はスペースでOKですが、
広くとるときは、\quadが便利です。もっととるなら\qqqqquadなどとします。
あえて空白を消すときは\!が使えます。
また、空白のサイズを\hspace{8pt}などと指定もできます。
重要ですが、改行は、Enterキーで押しても反映されません。\\とうつ必要があります。やはり改行も\\[3pt]などとサイズ指定が可能です。
文字のサイズとフォント
\displaystyleなども大きな文字を使うとき有用ですが、
フォント的には、順にtiny, scriptsize, small, normalsize, large, Lager, LARGE, huge, Hugeとなっていきます。
フォントですが、mathrmがローマン体で、他に
calligraphyフォントのmathcal、boldフォント(太文字)のmathbf、
イタリックのmathit、中抜きblackboard boldのmathbb(集合でよく使います)
scriptフォントのmathscr、Frakturフラクトゥールのmathfrak
なお、フラクトゥールは、calligraphyを基にしたもので、ドイツでよく使われたこともあります。fractureの語源通り、文字をすこし壊して(崩して)書かれています。
アクセント
\hatの他、\graveグレイブ、\acute、\check、\tildeチルダ、\widetilde、\breveブリーブ、\widehatなどもあります。
ギリシャ文字
ギリシャ文字はそのまま、
alpha, beta, gamma, delta, epsilon, zeta, eta, theta, iota, kappa, lambda,
mu, nu, xi, o, pi, rho, sigma, tau, upsilon, phi, chi, psi, omegaとなっており、
各々、頭文字を大文字にすると、大文字ができます。
ただ、ギリシャ文字の大文字と普通のアルファベットが一致することもあります。
備考
マニアックな話ですが、ドルの記号$も使えることはあるのですが、
英語圏では普通に通貨単位としてよく使うので、
無効になっているという話もあるようです。