mathjaxコード一覧その2
コードを順番にみていきます。できればその1からどうぞ。
書式を指定するときは、\や(あるいは[ではさむというよりは、書式と書式ではさめば良い
align書式やeqnarray書式などを用いる場合、
はじめに、
\のあとにbegin{align}ではじめて、
内容をはさんで、おわりに
\のあとにend{align}でおわれば良いので、
数式のように\のあとに(、おわりに\のあとに)といった
カッコは不要です。
数式はカッコで明記してあげる必要がありますが、
書式はbegin{align}などと明記しているぶん、カッコが不要になるわけです。
複数の等式の=の位置を揃えたい(align書式)
align書式は、alignが一列にならべる、という意味なので、
整列用の書式です。
\begin{align}
3=1+2\\
3000=1000+2000-5+5
\end{align}
begin{align}
3=1+2\\
3000=1000+2000-5+5
\end{align}
のコードのbeginの前に\をつけてください。
ちなみに、「\\」で改行の意味です。
しかしこれでは、=があっていません。
実は、単純にalign書式を書くと、右端が合うようです。
さて、
\begin{align}
3&=1+2\\
3000&=1000+2000-5+5
\end{align}
begin{align}
3&=1+2\\
3000&=1000+2000-5+5
\end{align}
と書けば、=があいます。つまり、&の直後のものを行ごとにあわせるわけです。
例えば、
\begin{align}
3=&1+2\\
3000&=1000+2000-5+5
\end{align}
begin{align}
3=&1+2\\
3000&=1000+2000-5+5
\end{align}
などとすると、1の前の位置と、=の前の位置が一致するわけです。
複数の等式の=の位置を揃えたい(eqnarray書式)
eqnはequetion(等式)の意で、arrayは列という意味なので、
eqnarrayの意味は、等式を複数、列で表示させる書式ということです。
上のalign書式をeqnarray書式に変更すると
\begin{eqnarray}
3&=1+2\\
3000&=1000+2000-5+5
\end{eqnarray}
begin{eqnarray}
3&=1+2\\
3000&=1000+2000-5+5
\end{eqnarray}
と、おかしなことになります。
\begin{eqnarray}
3=1+&2&\\
3000=1000+&2000&-5+5
\end{eqnarray}
begin{eqnarray}
3=1+&2&\\
3000=1000+&2000&-5+5
\end{eqnarray}
からわかるように、eqnarray書式では、&と&ではさんだものの
中央が一致するようになっています。
\begin{eqnarray}
&3=1+2&\\
&3000=1000+2000-5+5&
\end{eqnarray}
begin{eqnarray}
&3=1+2&\\
&3000=1000+2000-5+5&
\end{eqnarray}
極端な例ですが、数式全体を&ではさむと、それぞれの中央が一致します。
もちろん=を&ではさめば=の(中央どうしの)位置は一致します。
数式番号を手動で
\[a+b=X\tag{1}\]
\[c+d+e=Y\tag{2}\]
[a+b=X\tag{1}\]
[c+d+e=Y\tag{2}\]
いずれも各行の最初に\をつけてください。
このように、数式番号を\tag{~~~}と指定することが可能です。
先ほどのeqnarray書式とも併用可能で、
\begin{eqnarray}
&3=1+2&\tag{A}\\
&3000=1000+2000-5+5&\tag{B}
\end{eqnarray}
begin{eqnarray}
&3=1+2&\tag{A}\\
&3000=1000+2000-5+5&\tag{B}
\end{eqnarray}
(beginの前に\をつけてください。)
このように、数式番号は自動で揃えられます。
数式番号を自動で
数式に番号を自動でつけることもできます。
その場合、ヘッダーに
<script type=”text/x-mathjax-config”>
MathJax.Hub.Config({TeX: { equationNumbers: {autoNumber: “AMS”} }});
</script>
などと記述することで可能になるようです。ただし、
ヘッダーをいじることが苦手な方は、手動で数式番号を打ち込んでも問題ないかと思います。
数式番号を付けたくないときは
begin{align*}などと、アスタリスク「*」を付けると、番号が勝手につくことはありません。
(番号が勝手につく場合とつかない場合があります。)
シンプルなequation書式(単一行、すなわち1行だけの数式を記載したい場合)
equationとは等式のことですが、
1行だけで良い場合は、begin{equation}およびend{equation}として数式をはさむことが可能です。
ただ、実質的に、\と(あるいは\と[ではさむ方法とそれほど変わりがないので、不要な方もおられるかもしれません。