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mathjaxコード一覧その8

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mathjaxコード一覧その8

順列Permutation

n個からk個とって順番に並べるのが何通りあるかを、

{}_n {P}_k としましょう。\({}_n {P}_k\)となります。

ただ、このままだとPはイタリック体というか、ナナメになっているので、

もしまっすぐに立たせたい(ローマン体にしたい)ときは、

{}_n \mathrm{P}_k としましょう。\({}_n \mathrm{P}_k\)となります。

もちろんmath romanの略です。数式中の文字のローマン指定に使います。

これはフォントなので、コードが複雑になるようなら無理に使わなくても良いと思います。ちなみに、rm(少し前のコードです)やtextrm(通常の文章中に使う)という命令も存在するようです。

組み合わせcombination

n個からk個とってくるとき、順序は考えずに、そのとるパターンは

{}_n {C}_kすなわち\({}_n {C}_k\)となります。

階乗は、単にn!でOKです。ご存知かと思いますが、ねんのため

4!=4*3*2*1です。ただし、階乗を整数から有理数に拡張することも可能なので、詳細は別記とします。

二項係数binomial coefficientとは、二項展開において係数として出現する非負整数のグループです。

すなわち、二項べき\(\left( 1+x \right)^n\)を展開したときの\(x^k\)の項の係数を、\(binom{n}{k}\)と書きます。コードは、binom{n}{k}です。

しかしながら、これは実は、n個からk個を選ぶパターンと完全に一致しますので、

「choose(選択)」を用いて、{n \choose k}というコードでも同じです。

重複

同じものをとってきてもよい、という条件での順列は重複順列repeated permutation、組み合わせは重複組み合わせrepeated combinationといいます。

重複順列は、{}_n \prod_kとして\({}_n \prod_k\)となります。

prodというのは、積(Product)の略で、この鳥居のような記号は、

頭文字Pのギリシャ文字である「パイ」の大文字です。

さて、重複組み合わせは同様に、

{}_n \{H}_kとして\({}_n \{H}_k\)となります。これは特別な命令を含んでいないことがわかると思います。

Hは、同種(homogeneous)表現(expression)の頭文字で、重複組み合わせの際、代数式のすべての項が同様になることを由来としています。詳細は別記予定です。