mathjaxコード一覧その9
総和summation
すべてを足した総和は、
\sum_{i=1}^{n}a_nすなわち\(\sum_{i=1}^{n}a_n\)と示されます。
このMの横倒しは、シグマといって、ギリシャ文字のSの大文字です。
summationの頭文字がSだからです。
記述を大きくしたい場合は\displaystyle \sum_{i=1}^{n}a_nとすればOKです。
\(\displaystyle \sum_{i=1}^{n}a_n\)となります。
総乗product(productは本来、積の意です。)
\prod_{i=0}^n a_iなどとすれば\(\prod_{i=0}^n a_i\)となってOKです。
すべての積をとるということです。
大きく書きたければ、
\displaystyle \prod_{i=0}^n a_iとすればOKです。
\(\displaystyle \prod_{i=0}^n a_i\)となります。
指数Exponent
べき乗powerは単純にa^nでOKです。\(a^n\)
指数関数exponential functionは単純に
\exp (x)でOKです。\(\exp (x)\)
平方根square rootは
\sqrt{2}でOKです。\(\sqrt{2}\)
べき根nth rootは
\sqrt[n]{2}でOKです。\(\sqrt[n]{2}\)
平方根の高さがずれる問題
\sqrt{2}+\sqrt{A/BC+abcz}
\(\sqrt{2}+\sqrt{A/BC+abcz}\)
などとすると√の高さが微妙に違います。
mathstrutという命令を使って、
\sqrt{\mathstrut 2}+\sqrt{A/BC+abcz}
\(\sqrt{\mathstrut 2}+\sqrt{A/BC+abcz}\)
というふうに高さを揃えることが可能です。
ちなみに、LaTeXにおいてはsmashが高さをつぶす、strutが高さを広げる、などという意味でした。mathstrutという命令はmath用strutということです。
対数logarithm
\log xでOKです。\(log x\)
なお、底省略は、通常自然対数(ネイピア数が底)か、あるいは明らかに常用対数(底が10)のときです。
ネイピア数eというのは、\(e^a\)の導関数が、やはり\(e^a\)となるような不思議な数で、だいたい2.7くらいです。
そのeを底にもつ対数が自然対数です。なお、常用対数は理科の実験などでは重宝しますが詳細は別記予定です。
底を明記する場合、\log_{2}xなどでOKです。\(\log_{2}x\)
自然対数は、\ln xなどでOKです。\(\ln x \)